環境負荷を軽減しながら耐久性と透湿防水性を追求した「TARGHEE Ⅳ」シリーズ

“天井のないところすべて”をアウトドアと定義する米国オレゴン州ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランド「KEEN（以下、キーン）」の定番トレッキングシューズコレクション「TARGHEE（ターギー）」から、耐久性をアップデートした最新シリーズ「TARGHEE Ⅳ（以下、ターギー フォー）」が、ミッドカットとローカットの2型で登場しました。 【写真】環境負荷軽減と優れた機能性を両立したトレッキングシューズを見る（全17枚）

ダイレクトアタッチ製法によって層間剥離を大幅に低減

ターギー フォーシリーズでは、ミッドカットモデルの「TARGHEE Ⅳ MID WP（ターギー フォー ミッド ウォータープルーフ）」（メンズ4色、ウィメンズ3色展開）とローカットモデル「TARGHEE Ⅳ WP（ターギー フォー ウォータープルーフ）」（メンズ・ウィメンズともに各3色展開）をラインアップ。 幅広のラスト（木型）によるルーミーなトゥボックス構造と履き着心地の良さを両立しながら、最大の特徴である、接着剤を一切使用せずにアッパーとソールシステムを一体成型する技術『KEEN.FUSION（キーン・フュージョン）』を採用。シューズボックス内の蒸れを軽減する独自の防水透湿性や、耐摩耗性に優れたアウトソール（TPU製アウトソール）はトラクション性に優れた全方向対応型の4mmラグパターンにより、快適なトレッキングをサポートします。 ダイレクトアタッチ製法とすることで、アッパーとアウトソールの間に高熱のPU素材を流し込みミッドソールを形成、その熱の力でアッパーとアウトソールを一体化させています。また、アッパーとソールの接着に接着剤を使用した場合、経年劣化によってソールが剥がれてしまうこと（層間剥離）が、シューズが壊れる主原因のひとつですが、ダイレクトアタッチ製法では、アッパーとソールの剥がれを防ぎ、さらにミッドソール素材には空気も含有されるため、材料使用量を軽減するうえクッション性の向上を可能にしています。

環境負荷を軽減するPFASフリーの撥水加工を実現

撥水加工はPFASフリーを実現。PFAS（ピーファス※ポリフルオロアルキル化合物の略称）は、地下水や食物連鎖を通して、人や動物の体内に蓄積される発がんリスクや、免疫力低下など、多くの健康被害を引き起こす可能性があるとされる有害物質です。これらが環境中に流出しても分解されず、長期間にわたり残るため「Forever Chemicals（永遠の化学物質）」と呼ばれています。KEEN製品では、PFASを一切使用しない撥水加工を採用し、地球環境への配慮も推進しています。 なお、「TARGHEE Ⅳ」シリーズは、KEEN直営店、KEEN公式オンラインストア、および各取扱店で2024年2月より順次全国販売が開始されます。春を迎えてアクティビティを快適に楽しむことができるシーズンが到来。登山などのハイキングで早速、愛用してはいかがでしょうか。