リンキン・パーク、何らかの発表に向けて謎めいたカウントダウン・タイマー公開
リンキン・パークが何らかの発表に向けてカウントダウンを開始した。現地時間2024年8月24日、バンドはSNSアカウントで謎めいた100時間のカウントダウン・タイマーを共有し、グループの公式サイトへのリンクを貼った。 記事公開時点で、公式サイトにはこのタイマーを使ったYouTubeライブ配信が表示されており、ライブチャットではファンたちの憶測が飛び交っている。中でも、多くのファンが、2017年7月に41歳で亡くなったリード・シンガーのチェスター・ベニントンに代わる新しいボーカリストの発表を期待しているようだ。 あるユーザーは、「新しいシンガーを発表してほしい。LP(リンキン・パーク)はそのレガシーを続ける価値がある」と書き込み、別のファンは「もしLPに新しい女性シンガーが参加するとして、誰になってほしい?」と質問した。 リンキン・パークのカウントダウン・タイマーは、現地時間8月28日に終了する予定だ。 今年初め、ある情報筋が米ビルボードに語ったところによると、バンドは2025年の再結成ツアーの可能性を検討しており、ベニントンの後任として女性ボーカリストの起用を考えているという。4月下旬には、ブッキング・エージェンシーのWMEが、LPのメンバーであるマイク・シノダ、ブラッド・デルソン、デイヴ・ファレルが、リンキン・パークとしてフェスティバルのヘッドライナー枠やツアー開催の可能性についてオファーを受けつけたとされている。バンドはベニントンの後任については明言していないが、関係者の一人は、LPが再結成ツアーに参加する女性ボーカリストを探していると米ビルボードに語っていた。 また当時、オージーのジェイ・ゴードンが、米ラジオ局KCAL96.7の番組『Wired in the Empire』に出演し、リンキン・パークの再結成に関する噂を耳にしたと語っていた。「とても、とてもクールな連中で、言うまでもなく素晴らしいバンドだ」と述べたジェイは、「彼らは長い間活動してきたし、まだまだ続いていく」と語った。さらには、「チェスター抜きでは大変だろうけど、どうだろうね。今、女性シンガーがいるらしい。そう聞いたよ」と明かした。しかし、その後ジェイは声明を発表し、自身の発言が文脈を無視して解釈されたとし、「リンキン・パークのシンガーの件に関して、自分は何も知らない」と説明した。 既報の通り、シノダは4月にリリースされた『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション2000-2023)』の前後に再結成の可能性について質問されていた。彼は、「噂は常に絶えません。バンドの今後についていつも尋ねられますが、それに対して私ができるベストな返答は、何か伝えることがあれば伝えます。発表がある時は、バンドの公式サイトで発表します。もし他の誰かから聞いたのであって、その情報を信じたければ、信用すればいいです」と当時リボルバー誌に答えていた。 リンキン・パークは、2000年代に最も成功したロック・グループの一つで、ルミネイトによると、アメリカ国内で2,940万枚以上のアルバム・セールスを記録している。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”には24曲をチャートインさせ、そのうち2003年の「In the End」、2007年の「What I've Done」、2009年の「New Divide」の3曲がトップ10ヒットとなった。