花王 構造改革効果で24年12月期は6期ぶり増益へ
花王は2024年12月期の純利益が前期比2倍の980億円になりそうだと発表しました。花王の業績は23年12月期まで5期連続で最終減益でした。中国で紙おむつの生産を停止するなど構造改革を実施した一時費用がなくなることや値上げなどで、6期ぶりの増益を目指します。 売上高は3%増の1兆5800億円、営業利益は2倍の1300億円の見通しです。1株あたりの年間配当予想は前期比2円増の152円としました。 合わせて発表した23年12月期の売上高は前の期に比べて1%減の1兆5325億円、純利益は49%減の438億円でした。構造改革費用547億円を計上したことが響きました。