ヒット番組裏話も!苦悩の上京物語:放送作家・西田哲也物語#2
――「タモリ倶楽部」に参加されていた時期もありましたよね。 「そうですね。『タモリ倶楽部』は1年くらい参加させていただいたんですが、一番記憶に残っているのは、“上京したばかりの関西人は、なめられないために三軒茶屋に住む”という企画。タモリさんたちが、上京当時、実際に僕が住んでいた三茶というか、野沢の家に『ウチくる!?』みたいな感じで訪問するという企画だったんですけど、スタッフの皆さんからは『どういうこと? 住む町ってなめられないで選ぶの?(笑)』と面白がられましたよね。東京の上から目線で馬鹿にされながらその企画が進んでいくという。自分で台本を書いて自分が出演する…あの時はものすごく緊張しました。 当時、大阪で再び4本まで増えた番組の中に、『ミナミ極楽堂』という極楽とんぼさんの音楽番組があって、その流れで、加藤浩次さんのラジオ『金曜JUNK 加藤浩次の吠え魂』に参加させてもらっていたので、加藤さんに電話して『僕はもう震えてます! どうしたらいいですか!』と相談したんですよ。そうしたら加藤さんが、『ただタモさんに身を委ねりゃいいんだよ…プロにさ!』と…。カッコよすぎる!(笑) 今となっては、懐かしい思い出です」 【西田哲也 プロフィール】 72年生まれ。漫才コンビ・錦鯉のように老若男女に愛される歌手を目指す50代の新人アーティスト。 また別の顔は、キャリア30年の現役放送作家。ミュージシャンとして第二の人生を踏み出そうと50歳で音楽配信デビューした。「花電車」ほか「ブルジョア列車」「夜の散歩」など、心に沁みる、頭から離れない楽曲を、次々と生み出している。 3月24日(日)には、THE FIRST LIVE「もったいないやん」(六本木BAUHAUS:開場16時半 開演17時)を開催! (撮影・取材・文/編集部 撮影協力/BAR deuce)
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