五輪柔道内定ウルフ、V2へ抱負 シード圏外で危機感も
パリ五輪柔道男子100キロ級代表に内定した東京五輪金メダルのウルフ・アロンが15日、東京都の講道館で報道陣の取材に応じ「2連覇ができるのは1回優勝した人間だけ。必ずつかみ取りたい」と抱負を語った。 27歳のウルフは東京五輪以降の長い不振を脱出し、今月のグランドスラム・パリ大会を制覇。男女計14階級で最後の五輪代表を手中に収め「まだチャンスがあるという気持ちが心の支えになった。一つ安心した」と率直に話した。 海外勢の層が厚い階級で、世界ランキングは16位。このままではシード圏外で苦戦は避けられない。「今の状態では連覇ができる可能性はほぼないと思っている」と危機感をにじませた。