【香港】パンダ2頭があす到着、12月に一般公開
中国中央政府から香港に贈られたつがいのジャイアントパンダが、あす26日に香港へ到着する。一般公開は12月中旬ごろからになる見通し。香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官が24日の定例会見で明らかにした。 到着時には香港国際空港で歓迎式典を開き、政府ナンバー2の陳国基(エリック・チャン)政務長官、政府文化スポーツ・観光局の楊潤雄(ケビン・ヨン)局長らが出迎える。2頭はその後、飼育施設となる香港島南部の香港海洋公園(オーシャンパーク)で最低30日間の隔離検疫を受け、検疫明け後も新たな居住環境に慣れるための期間が30日以上設けられる。 贈られたパンダはいずれも5歳で、体重は雄が130キログラム余り、雌が約100キロ。中国本土で雄は「安安(アンアン)」、雌は「可可(ココ)」と呼ばれてきたが、香港では新たな名前を付ける予定で、文化スポーツ・観光局が来月に市民から募集するという。 海洋公園では8月に双子のパンダが誕生しており、今回贈られた2頭と合わせて香港のパンダは6頭となる。赤ちゃんパンダの一般公開は来年2月ごろになる見通しで、命名について李氏は「外見の特徴と個性がもっとはっきりしてから名前を募集する」と説明した。