獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング9位。半年で戦力外…。三笘薫らに良いパスを出せず
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手をランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
9位:マフムド・ダフード(シリア代表) 生年月日:1996年1月1日 所属クラブ:ブライトン(イングランド) ※後半戦はシュツットガルトにローン 移籍金:フリー 今季リーグ戦成績:9試合0ゴール1アシスト 昨夏にブライトンはアレクシス・マクアリスターをリバプールへ、モイセス・カイセドをチェルシーへと売却した。2人の中盤のキーマンを失った中で白羽の矢が立ったのが、ドルトムントを契約満了で退団していたマフムド・ダフードだった。 今季のブライトンはクラブ史上初めての欧州コンペディション参戦ということもあり、欧州の舞台で経験豊富な選手を求めていた。そのプロフィールにダフードは合致していたため、新たな中盤の核として期待されていたが、半年で放出となったことからもわかるようにチームにフィットしなかった。 細かいミスが多く、中盤でのロストの多さからショートカウンターの餌食になるケースが多発。三笘薫らウイングらになかなか良いボールを供給できなかった上に守備の強度も足りず、簡単にドリブルで抜かれるシーンも散見された。極めつけはシェフィールド・ユナイテッドとの第12節での退場で、この試合以降で起用されたのは2試合しかなかった。 露骨にロベルト・デ・ゼルビ監督の中での序列を下げると、移籍市場最終日にシュツットガルトに買い取りオプション付きのローン移籍で放出となった。ただ、新天地でも主力に定着することができず、今夏のブライトンへの復帰が決定的となっている。シーガールズ(ブライトンの愛称)も新監督が決まっていないことから人事によっては再び戦力として計算されるかもしれないが、その可能性は限りなく低いだろう。
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