年男・ソフトバンク廣瀨隆太の目標は「シーズン最初からレギュラー」〝マイブーム〟を1年間継続だ オフは体力強化「量をこなすしかない」
ソフトバンクの廣瀨隆太内野手(23)が、巳年の年男として迎える今季、レギュラー奪取を誓った。ルーキーイヤーの昨季は35試合に出場し、打率2割3分3厘。プロ初本塁打を含む2本塁打、9打点を成績を残し「強打の二塁手」として存在感をアピールした。2年目の今季は〝マイブーム〟を加速させ、飛躍の1年にする。(取材・構成=大橋昂平)【#OTTOソフトバンク情報】 ■廣瀨が初詣のおみくじを引いたのは…【写真】
「野球選手の一員になれた」2024年
―プロ1年目は大学時代の想像とどう違ったか。 「大学の時はどこまでプロで通用するか全然分からなかったので、具体的な数字とか、1年後どうなってるかとか、全然想像できてなかったんですけど、調子がいい時は1軍でも通用するというのがわかったので、そこはすごく自信になった」 ―昨年6月14日の阪神戦(みずほペイペイドーム)では初本塁打も出た。 「僕自身も周りも本塁打を期待している中で1本打てて、野球選手の一員になれたという感じがしました。今までで一番うれしかったです」 ―逆に大変だなと思ったことは。 「やっぱり体力ですね。毎日試合があるので、メンタルも体力も大変だなと思いました」 ―それを踏まえてオフに取り組んでいることは。 「やっぱりバットを振る体力とか、守る体力とか。そこは量をこなすしかないと思うので意識してやっています」 ―オフの取り組みでプロ入り前と今で変えていることは。 「やっていることは特に変わらないですけど、やっぱりプロのレベルを知る前と知った後だとバッティングの考え方も変わるので。プロのレベルを想定しながら、今やってることがシーズンに入って通用するかどうかっていうのを常に考えながらやっている感じです」
去年できたマイブームとは
―去年はマイブームができた。 「サウナですね」 ―サウナに入ってる時は何を考えている。 「無です。野球を忘れようと思って。瞑想みたいな」 ―どれくらいの頻度で入っている。 「今は週2、3回。シーズン中は寮にあるのでもっと入ってました」 ―今年もたくさん入る予定。 「去年はシーズン後半から入り始めた。サウナは疲労回復と言われているので、今年は1年間継続して入り続けます」 ―24歳になる今年は年男。12年前はどんな少年だった。 「よく先生に怒られてましたね。授業中うるさくして、いつも友達とふざけて盛り上がっちゃって。帰りのホームルームでも怒られてました」 ―野球ではどうだった。 「負けず嫌いだったですね。でも、小学生の最後の大会で負けた時に泣いて以来、野球では泣いてません」 ―次の年男は12年後。どんなふうに思い描いている。 「野球を続けていたいですね。偉業とか成し遂げなくていいので。とにかくプロ野球にいたいです。でもそれだと無理か。本塁打王か打点王取ります」 ―今年の目標は。 「まずは2桁本塁打。レギュラーになるには打てないと始まらないので、キャンプからバッティングに取り組んで、シーズン最初からレギュラーをとりにいきたいです」