思いやる心大切に 富山県高岡市の博労小で犬と触れ合い
犬との触れ合いを通じて命の大切さを学ぶ授業が9日、富山県高岡市博労小学校で開かれた。児童は犬を怖がらせないようゆっくり手を近づけたり、優しくなでたりし、相手の立場を思いやる心を育んだ。 動物との関わりを通じた道徳教育を手がける一般社団法人マナーニ(東京)が実施した。「こども笑顔のラインプロジェクト」と銘打ち、全国で同様の授業を行っており、博労小では1~3年生の計106人が参加した。 児童は同法人の須崎大理事から、急に触らない、大きな声を出さないといった約束事を教わり、触れ合いを始めた。犬と目線の高さをそろえ、手の甲を鼻に近づけて距離を縮めた。犬が膝の上に登ると「かわいい」「ふわふわする」と歓声が上がった。 1年の名村富弥也(ふみや)さんは「犬がうれしそうにしてくれて、自分もうれしかった」と話した。 授業には富山国際ペットビジネス学院(富山市)が協力し、学生と、チワワやトイプードル、柴犬の8匹が参加した。
10日は高岡市戸出東部小学校で開かれる。