黄砂の飛来状況を示す「視程」 測定方法を調べてみた 目視で観察→専用の計測器で距離を割り出す 5年前までは職員の目で観測 気象台に聞いた
黄砂のニュースをお伝えする時に使われるのが「視程」という言葉。「水平で見通すことができる距離」のことですが、どうやって測っているのでしょうか。気象台で聞きました。
長野地方気象台でどうやって測っているのか聞きました。 長野地方気象台・松沢裕次気象情報官: 「2019年2月1日まで職員が『測風塔』に登って横手山が26キロ、須坂市街が10キロとか確認できる一番近い所を『視程』として観測。今は24時間、常時こちら(射程計)で確認しています」
飛来していると判断したら専用の計測器で測ります。 長野地方気象台・松沢裕次気象情報官: 「こちらが長野地方気象台に設置された視程計です」
視程計は赤外線をあて、空気中の大気の濁りから距離を割り出すもので、霧やもやの計測にも使います。
気象台は、「視程」をもとに、必要な対策を講じてほしいとしています。 なお、黄砂はあす19日にかけて北日本から西日本の広い範囲で予想されています。
長野放送