佐喜眞美術館30周年、23日無料に 「静かにもの想う場」積み重ね 丸木夫妻の「沖縄戦の図」とともに
宜野湾市にある私立美術館「佐喜眞美術館」は23日、開館30周年を迎える。長年の感謝を込めて同日は、入館料無料(個人に限る)とする。 【写真】画家・丸木位里と丸木俊の夫妻が1980年代に手がけた大作「沖縄戦の図」
同美術館は1994年11月23日に開館した。佐喜眞道夫館長は「『沖縄戦の図』は現場に置きたいと望まれた丸木位里・丸木俊夫妻と、この沖縄に『静かにもの想う場』をつくりたいという私の願いが一つになり、美術館の建設が10年の歳月をかけて実現しました。沖縄の土地に根を張ることを目標にした一歩一歩の30年でした」とメッセージを寄せた。 同美術館では「佐喜眞美術館コレクション 版画の魅力」と題して展覧会を開催している。草間彌生を中心とした版画作品を多く展示、そのほかに写真、水墨画など計61点の作品を展示している。来年1月27日まで。 (宜保靖)
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