さらば『スペース・マウンテン』 オープン当時のスタッフが語る秘話&“乗り納め”ファンの思い出も
■当時最先端コンピューター制御のジェットコースター(公式特設サイトより)
『スペース・マウンテン』は1975年、米・フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート『マジックキングダム・パーク』に、世界初のコンピューター制御によって完全にシステム化されたスリルライドとして初登場。 開発にはアメリカ初の宇宙飛行士のひとり、ゴードン・クーパー氏がコンサルタントとして参加し、アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士として得た知識をいかし、宇宙旅行を模した体験を可能にしました。 1977年にカリフォルニアのディズニーランド・パーク、そして1983年に東京ディズニーランド、1995年にはディズニーランド・パリ、2005年に香港ディズニーランドに誕生しました。
■数字でひもとく『スペース・マウンテン』(公式特設サイトより)
宇宙ステーションからのこれまでのロケットの打ち上げ回数は、約2439万回。累積飛行距離は、地球と月の間を約29往復分(2023年時点)。距離に換算すると約2256万㎞。これは地球約564周に相当します。 ロケットがこれまでにお客さんを乗せた時間を合計すると約145年分に相当。多くの時間を一緒に過ごしたことがわかります。
2027年にオープンする予定の新しい『スペース・マウンテン』は、現在のジェットコースタータイプの屋内型アトラクションという形態はそのままに、新たな性能や特殊効果が加わることで、今まで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行を楽しめるといいます。 関戸さんは「新しいアトラクションは昨今、技術的なテクニカルな面で向上していますので、私も含めて想像を絶する素晴らしいアトラクションになるものと確信しています」と力を込めていました。