松下由樹「自分とのつき合い方がわかってきた」がむしゃらだった20代を経て50代で気づいた「心の声」
── 自分の心の声を聴く感覚が研ぎ澄まされてきたということでしょうか。 松下さん:いろいろな変化のなかで、自分とつき合っていく方法がわかってきたということかも。素直に「これいいじゃん」「好き」って思えることで、自分で自分をリラックスさせてあげる。取るにたらないことかもしれないけれど、こうした当たり前のことが、身体にとって大事なんだなと思うようになりました。 ── 普段から自分のいる空間に好きなものを置いたりされていますか?
松下さん:舞台に出演するときなど、楽屋や地方公演のときに滞在する部屋などでは、自分の好きな香りを添えるようにしています。スプレーでシュッとするだけで、リラックスできて、ほどよい緊張感で役柄に向き合える気がしますね。 PROFILE 松下由樹さん 女優。愛知県出身。15歳で映画「アイコ十六歳」のオーディションに合格し、女優デビュー。以後、数々のドラマや映画、舞台などで活躍の場を広げる。現在は、「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」と「恋する警護24時」に出演中。6月2日(日)~6月27日(木)まで、熱海五郎一座の舞台『スマイルフォーエバー~ちょいワル淑女と愛の魔法~』に出演予定。
取材・文/高梨真紀 写真提供/イエスコレクティッド
高梨真紀