【阪神】村上頌樹が“ストップ新庄”&球団ワースト交流戦12敗目の阻止誓う 大学後輩との投げ合いは「負けないように」威厳示す
阪神・村上頌樹投手(25)が17日、“ストップ新庄”を誓った。交流戦最終戦となる18日の日本ハム戦(甲子園)の先発に備え、甲子園で調整。「小技や足だったり、いろいろある。惑わされないように」と、新庄監督率いる攻撃陣への警戒感をあらわにした。 すでに2年連続の交流戦負け越しは確定。18試合制での11敗は16、18年に並ぶ球団ワーストタイだが、この苦戦は5月29、30日の日本ハム戦の連敗から始まった。連日の2ケタ安打に得意の機動力も絡められて完敗。村上自身は初対戦だが、「いい形で終われるように」と、チームの雪辱とともに黒歴史を塗り替える12敗目の阻止を誓う。 最も警戒するのは、交流戦打率4割4分3厘の水谷だ。阪神との2戦も計9打数7安打と暴れた交流戦のMVP候補。ただ、チームメートの才木も交流戦は3戦3勝、防御率0・38と奮闘した。「才木にも(MVPの)チャンスがある。抑えて少しでも手助けを」と援護射撃も目指す。 相手先発のドラフト1位・細野は東洋大の3学年下の後輩。新庄監督は注目を浴びる甲子園での華々しい投球を期待するが、そうはさせない。アマ時代の後輩との投げ合いは自身初。「負けないように」と先輩の威厳を示し、4連敗中という自己ワーストの流れも断ち切る。(安藤 理) ◆阪神の今季の日本ハム戦 交流戦の開幕カードで対戦。5月28日の雨天中止後、2戦連続で大敗した。29日はメンバー表交換に阪神のユニホーム姿で登場した新庄監督に話題をさらわれ、今季ワーストの被安打15で2―8。30日は新庄監督が6番に起用した投手・山崎に決勝点となる先制打を浴びた。7回無失点との二刀流を見せつけられ、0―6。連日の“やりたい放題”を許した。
報知新聞社