「誹謗中傷男から50万円示談」へずまりゅう騒動で思い出す“ロス疑惑”三浦和義氏の「名誉棄損裁判」
元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅうが4月8日、自身のXで 《開示請求をした神奈川県の無職48歳男性宅に弁護士と家庭訪問しに行きました。警察を呼ぶと言われましたが敷地内には入っていないので建造物侵入に当たらないです。 「ネット中傷者の親から50万円搾取」元迷惑系へずまりゅうが進める「開示請求ビジネス」への賛否両論 50万円で示談できたので彼の名前や住所は晒さないことにします。本人が貯金もなかったので親から搾取しました。》 と報告。するとネット上では 《それって脅迫じゃないの?》 という批判の声もあるが、一方で 《弁護士と一緒に行ってるところに頭の良さを感じる》 と賛否両論だ。 だが、法のプロを同行させているため経費もかかるようで、 《開示請求は一人30万円だから50万円でも20万円の利益にしかならない。しかもイーロンマスクに変わって開示請求が難しくなった。(半年~1年かかる)開示請求してもほとんど無職40~50代。だからネタにしつつ回収できたらいいレベル》 と“懐事情”もぶっちゃけてもいる。 「反発や批判も多いですが、何よりこの行動が誹謗中傷の抑止力になる可能性はあります。ネット上の理不尽な声に悩まされている著名人は多く、精神的に追い詰められ、活動ができなくなる人もいますからね」(ワイドショー関係者) “晒された”ことに関し、法の力を使って“仕返し”をする。そんなへずま氏の行動で思い出されたのが、「ロス疑惑」の三浦和義氏だ。 「三浦氏はマスコミによるネガティブな報道に対し、弁護士を立てずに本人訴訟で名誉毀損の民事裁判を起こし続けました。本人は、マスコミに対する名誉毀損の訴訟は476件で、80%は勝訴。判決や和解金で1億円以上手にしたと主張していましたね」(芸能レポーター) 「ロス疑惑」報道の口火を切った週刊文春に対する名誉毀損訴訟でも、100万円を勝ち取ったほど。連戦連勝のあまり、三浦氏は『弁護士いらず : 本人訴訟必勝マニュアル』という本まで出版しているほどだ。 「現在、逮捕時の映像や写真などで、報道機関が容疑者の手錠や腰縄の部分にモザイクをかけるようになったのも、この三浦裁判によるもの。彼が起こした裁判が、マスコミの人権意識を高めたきっかけになったのは、間違いないでしょう。 民事裁判を起こした三浦氏と、弁護士を伴って自宅に突撃するへずま氏では方法が違います。ですが、もしかしたら、彼の行動が、三浦氏の裁判のように、ネット上の誹謗中傷などに変化を起こす可能性はあるかもしれませんね」(テレビ局関係者) いまや無法地帯と化しているネットの世界。へずま氏の行動が、果たしてどんな影響を及ぼすのだろうか――。
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