【どこよりも早い2025ドラフト候補ランキング│41~50位】神村学園・今村、長崎海星・陣内と九州の大型高校生がランクイン<SLUGGER>
学法石川・大栄、宮崎商・宮原ら高校生の好素材が登場
▼45位:陣内優翔[投手・長崎海星高] (じんない・ゆうと/右投右打) 九州で注目の本格派右腕。5月に行われたNHK杯では完全試合も達成して話題となった。秋は調子を落として九州大会初戦で敗れたものの、大型で柔らかい腕の振りが光る。長身に見合う筋肉量がついてくれば、さらなるスケールアップも期待できるだろう。 タイプ診断:#ミスターパーフェクト ▼44位:尾瀬雄大[外野手・早稲田大] (おせ・ゆうだい/右投左打/帝京高) 東京六大学で現役通算最多の73安打を誇るヒットメーカー。上背はないがたくましい体格で広角に鋭く打ち分ける打撃技術が光る。昨年春は打率.479、秋も打率.388と見事な成績を残した。守備と走塁が少し目立たないだけに、最終学年での課題となるだろう。 タイプ診断:#安打製造機 ▼43位:大栄利哉[捕手・学法石川高] (おおさかえ・としや/右投左打) 東北の高校球界を代表する捕手。1年秋からチームの中心で、昨年のセンバツ出場にも大きく貢献した。投手としても140キロ台中盤を誇る強肩が魅力で、フットワークの良さも光る。打撃の力強さも備えており、打てる捕手として大きく育ててもらいたい素材だ。 タイプ診断:#強肩強打 ▼42位:今岡拓夢[遊撃手・神村学園高] (いまおか・たくむ/右投右打) スケールの大きさが魅力の大型ショート。1年夏から甲子園に出場し、昨年は中軸としてチームの2年連続全国ベスト4進出にも大きく貢献した。大型でも動きに軽やかさがあり、肩の強さも申し分ない。リストが強く、スムーズに引っ張れる打撃も魅力だ。 タイプ診断:#大型ショート ▼41位:西原太一[外野手・宮崎商] (にしはら・たいち/右投右打/宮崎商) 宮崎商では3年春に1試合3本塁打も放って注目を集めた強打の外野手。上武大でも3年から中軸に定着し、昨年春は5割を超える打率を残し、秋にはホームラン王にも輝いた。遠くへ飛ばすコツを知っているのが特長で、貴重な右の強打者として注目度は高い。 タイプ診断:#地方リーグの強打者 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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