19日は広く雨 20日は気温急降下 でも10月下旬に夏日になる所も 2週間天気
19日は前線の影響で全国的に雨が降る見込みです。上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むため、北海道の標高の高い所では雪の降る所がありそうです。20日は全国的に晴れますが、一気に気温が低くなるでしょう。前日との寒暖差が大きくなりそうです。ただ、10月の下旬になっても東海から九州では夏日になる所がありそうです。
17日~23日 19日は全国的に雨 20日は気温一変
明日17日は、本州付近は高気圧に緩やかに覆われるでしょう。太平洋側には高気圧の縁を周って湿った空気が流れ込む見込みです。日中は晴れ間の出る所が多いですが、太平洋側では雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。南西諸島と西~東日本の太平洋側では17 日にかけて、落雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。18日は、高気圧の中心は次第に日本の東へ移動し、西から気圧の谷が近づくでしょう。関東や東海、近畿で雨が降る見込みです。 19日は低気圧がオホーツク海に進んで発達し、寒冷前線が北⽇本、東⽇本を通過するでしょう。全国的に雨が降り、雨や風が強まるでしょう。上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、19⽇から20⽇にかけて北海道の標高の高い所では雪の降る所がありそうです。 20日は天気が回復しますが、上空に寒気が流れ込むため、気温が急降下するでしょう。前日との寒暖差が大きくなりそうです。21日も晴れますが、東京の最高気温は21℃とひんやり感じられそうです。ただ、これも一時的で、22日には北陸や関東から九州で再び25℃以上の夏日が続出しそうです。23日は関東を除いて雨の降る所が多いですが、関東から九州は夏日が続くでしょう。23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」で、霜が降りる頃と言われています。北海道も朝晩は気温が高めの日が多いですが、21日頃は札幌の最低気温は2℃と、一時的ですが、暦通り、霜が降りるほどの冷え込みになりそうです。
24日~29日 26日は広く雨 東海から九州は汗ばむ日も
24日以降、北海道は秋晴れの日が多いでしょう。一方、東北から東海までは27日頃まで曇りや雨の所が多い見込みです。関東は29日にかけても雨が続きそうです。局地的に雨脚が強まったり、風が強まったりすることもありそうです。雨の降り方にご注意ください。28日は東北や北陸、東海から九州、沖縄は広く晴れるでしょう。 この期間の最高気温は、札幌は15℃前後で、すっかり秋の空気に包まれてひんやりする日が続くでしょう。朝晩は放射冷却で、冷え込んで、10℃を下回る日が続くでしょう。仙台は20℃前後、北陸や関東は22℃から23℃くらいで、雨が降るとひんやりと感じられそうです。一方、東海から九州は28日以降も25℃以上の夏日の日があり、晴れると汗ばむくらいになるでしょう。
日本気象協会 本社 小野 聡子