期待の若手だったザニオーロも25歳と中堅世代 トルコ、イングランドでの経験で得たものは「大人になれたと感じている」
今季はアタランタにレンタル移籍
若い頃より才能があると評判だったイタリア人FWニコロ・ザニオーロだが、ここ1年半ほどは難しい時間も過ごしてきた。 所属していたローマで思うような成績を残せず、2023年の冬にはトルコのガラタサライへと完全移籍。その年の夏にはイングランドのアストン・ヴィラにレンタル移籍しており、国外で挑戦する時間を設けてきた。 アストン・ヴィラでも結果を残せたわけではないが、ザニオーロにとって国外でのプレイから得たものは大きかったようだ。今夏にはガラタサライからアタランタにレンタル移籍することが決まり、再びイタリアへと戻ってきた。アタランタでの会見では、国外での経験を経て大きくなってイタリアへ戻ってきたと手応えを語っている。 「ローマを離れることになった時、国外で経験を積みたいと思った。その経験は人としての成長になるからね。僕は変わる必要があったんだ。この2年はネガティブなこともあったけど、ポジティブなこともたくさんあった。今はイタリアに戻って幸せだし、早くプレイしたい」 「プレイする国を変えるということは、故郷、家族、快適な場所を離れることを意味する。それでも大人になりたかったから、イングランド行きを選んだ。文化も生活様式も違ったけど、大人になれたと感じている」 昨季アストン・ヴィラではリーグ戦25試合で2ゴールしか奪えていない。納得できる数字ではないが、アタランタではこの数字を伸ばしていけるのか。ザニオーロも25歳と中堅世代を迎えており、具体的な数字が求められるシーズンだ。
構成/ザ・ワールド編集部