英中央銀行、2会合ぶり利下げ 物価高緩和、4.75%に
【ブリュッセル共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は7日、政策金利を0.25%引き下げ、4.75%にした。利下げは2会合ぶり。物価高が一段と和らぎ、物価上昇率が目標の2%を下回る水準まで低下したことを踏まえた。 英国の9月の物価上昇率は前年同月比1.7%で、伸び率は8月から0.5ポイント縮小した。2%を下回るのは2021年4月以来3年5カ月ぶり。サービス価格などの上昇の勢いが鈍っている。 BOEはエネルギー価格高騰や供給網混乱によるインフレを抑えるため、21年12月から利上げを進めた。インフレの鈍化を受け今年8月、4年5カ月ぶりに利下げした。