【MLB】カブスが1時間48分の「超高速試合」を制す タイオン12勝目 右足首痛の鈴木誠也は出場せず
【レッズ0-1カブス】@リグレー・フィールド
日本時間9月28日、カブスは本拠地リグレー・フィールドで2024年レギュラーシーズン最後の3連戦がスタート。その初戦は非常にテンポのいい投手戦となり、わずか1時間48分という「超高速試合」を1対0で制した。カブス先発のジェイムソン・タイオンは7回4安打無失点の好投で12勝目(8敗、防御率3.27)を挙げ、3番手のポーター・ホッジが8セーブ目を記録。レッズ先発のニック・マルティネスは8回5安打1失点で完投したが、打線の援護がなく7敗目(10勝、防御率3.10)を喫した。 【動画】カブスのミゲル・アマヤが先制の犠牲フライを放つ カブスは5回裏先頭のニコ・ホーナーが二塁打を放ち、ピート・クロウ=アームストロングが送りバントを決めて一死3塁のチャンスに。ここで8番打者のミゲル・アマヤがライトへの犠牲フライを放ち、1点を先制したが、これが両軍合計でこの試合唯一の得点となった。カブス先発のタイオンは89球で7イニングを投げ抜き、被安打4、奪三振2、与四球2、失点0と安定したピッチング。8回表を2番手のタイソン・ミラー、9回表を3番手のホッジが抑え、3人の投手による4安打完封リレーを完成させた。 カブスは今季82勝目を挙げ、2年連続のレギュラーシーズン勝ち越しが確定。あと1勝で昨季の83勝に並び、残り2試合に全勝すれば、昨季の勝ち星を上回ることができる。また、きょうの試合はわずか1時間48分で終了。MLBではアーマンド・ガララーガの「完全試合未遂」で知られる2010年6月2日の試合(1時間44分)以来のスピーディなゲームだった。カブスでは2001年5月24日のレッズ戦が1時間48分で終了して以来の最速試合である。なお、右足首を痛めているカブスの鈴木誠也は出場せず。クレイグ・カウンセル監督によると、残り2試合でスタメン復帰する可能性があるようだ。