能登半島地震の検証委が初会合 石川、初動や復旧課題など議論
石川県は28日、元日の能登半島地震の対応を検証する委員会初会合を、県庁で開催した。馳浩知事は冒頭のあいさつで「検証とともに評価もしながら、他の選択肢があったのではないかというところまで議論を広げてほしい」と要望。検証委は、発生後の初動に問題がなかったかや、復旧に当たっての課題などに関して話し合う。 メンバーは有識者や自治体関係者、過去の災害で現場対応に当たった専門家ら。委員長には金沢大の宮島昌克名誉教授が選ばれた。 県は全職員を対象としたアンケートのほか、国や自治体への聞き取りを実施。これらを踏まえて孤立集落の避難支援、避難後の生活サポートといったテーマへの対応を議論対象に挙げた。