【夫婦の家事分担】無関心パパには“まるっとお任せ”するのがコツだった!|VERY
子どもをお風呂に入れながら「あ、シャンプーなくなりそう」、片づけをしながら「リモコンの電池どこにしまったっけ?」。ふと気づくと私は我が家のストック大臣になっていた…。これって、ママじゃなきゃダメ?“名もなき家事”を夫婦で分担する方法を考えてみました。 「オムツもうないよ」「トイレの紙切れてたよ」他人事みたいに言わないで 消耗品のストック管理、ママじゃなきゃダメですか?
〝名もなき家事〟に気づいてもらうには、大ざっぱに任せてみることも必要
1. 家事の一部じゃなく全部を任せてみる 名もなき家事を他人事と思ってしまう理由に、パパが無関心でも、家庭が快適に回っているという現状があると思います。それは何かをパパにお願いする時に、「洗濯を取り込んでおいて」等と具体的な指示を与えてしまいがちだから。それがお膳立てになってしまい、周りの庶務(例えば、服に合わせてハンガーを使い分ける、切れた柔軟剤の補充)に気がつかない要因になるのです。ママはきっと、よかれと思って具体的に説明をして、部分的に家事を切り分けてお願いをしているかと思います。でもそれが後々「なんで気づかないの?」というママのストレスになってしまうのだと思います。 パパは気づかないのではなく、「気づけない」んです。家事には色々な作業や思考の繫がりがあるので、分担せずに全部をやってもらう方がいい。プラス、期間を長めに任せてみること。例えば、思い切って「洗濯」担当だったのを「衣類」担当にするとか。洗濯だけではなく、衣類担当とすることで衣替えの作業や防虫剤が必要なことに気づいたり、名前書きの大変さを理解してもらえるかもしれません。ポイントは気づく機会を失わせないこと。思い切って大ざっぱに任せてみる方が、うまくいくはずです。 2. 家事能力を引き出すコミュニケーションを! 家事について、男性は「ここまでやる」という水準が女性より低いケースが多いことも原因かもしれません。仕事ではできているはずの周りへの配慮が、家庭内ではおろそかになってしまうんです。会社だと、気を使って完璧にやり遂げようとしますが、家事って上司がいないですよね。できなくても嫌なフィードバックや査定評価もありません。人によって響く言い方は違いますが、「すごく仕事ができない人に見えるよ。できる人って周りの負担を減らすために動けるよね?」と嫌みっぽく言ってもいいかもしれません。うまくやってくれたら、逆の言い方にして「さすが、仕事ができる人に見える!」と褒める。 やりはじめさえすれば、男性も効率的に、うまくできるようになる素質を持っている。夫の家事能力を引き出してあげることが大切だと思います。現に、僕自身が妻に「家事能力」を引き出された張本人でもあります。元々は家事への参加割合が少なかったのですが、妻が粘り強く向き合ってくれたおかげで、今は僕の方が家事をする割合が多いくらいです。また、家事をやる目的を「お互いの自由時間を確保するため」とすると、どうすれば相手の負担が減らせるか?と自然と考えられるパパは多いと思います。 自由時間のために、この家事なら僕の方が効率よくできる! そんなコミュニケーションも生まれるかもしれません。「感謝を伝えるのは面倒」「説明するより自分がやった方が早い」。そう考えるママは多いと思いますが、でもその先に、快適な自由時間があると思って、諦めないでほしいのです。感謝の伝え方も、「あなたが〇〇をやってくれたおかげで、お茶の時間が楽しめた!」など、自分にとって嬉しい時間が増えたことを伝えると互いのモチベーションアップにも繫がると思います。諦めずに粘り強くトライしていくこと。これが理想的な家族のかたちを作っていくのだと思っています。