西日本FH、中間期で2年連続の増益…最終益6・6%増「九州全域で設備投資の意欲が極めて強い」
西日本フィナンシャルホールディングス(FH)が6日発表した2024年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比6・6%増の164億円だった。設備投資などの資金需要が旺盛で、中間期としては2年連続の増益となった。
本業のもうけを示す業務純益は、傘下の西日本シティと長崎の2行合算で、11・4%増の167億円だった。西日本シティ銀の個人向けを含む貸出金残高は前年同期から3%(約2500億円)伸び、ほぼ設備投資関連だった。同日の記者会見で、村上英之社長は「九州全域で設備投資の意欲が極めて強い」と語った。
中間期は5月時点の当初予想を上回ったものの、「経済の先行きが不透明」(担当者)として、25年3月期の通期業績予想は据え置いた。