ばんえいダービー馬タカラキングダム4歳3冠の1冠目制す、村上慎師「伸びていく馬」/柏林賞
<柏林賞>◇23日=ばんえい十勝(帯広)◇BG3◇ダート200メートル◇4歳◇出走10頭◇1着賞金180万円 4歳重賞3冠路線の1冠目は昨年のばんえいダービー馬タカラキングダム(牡4、村上慎)が制した。勝ちタイムは1分34秒2。残り20メートルで、先行するクリスタルゴールドの脚色が鈍ったところを並ぶ間もなく差し切った。 管理する村上慎師は「このレースに向けて、ずっといい状態を維持できていました。最近は馬場が軽いのか、全体的にレースタイムが速く、この馬にとって、いい馬場だと思っていました。2冠目に向けても前向きに取り組んでいきたいと思います。これからも伸びていく馬だと思っています」と力強く話し、金田利騎手は「このような大きな場面で騎乗させてくれる関係者の皆様に感謝します。ここ最近の馬場の状態や、天候で時計が速くなっていたので、今日はチャンスがあると思い、なんとかこの機会を活かしたいと思いました」と会心の勝利を振り返った。 ばんえい競馬の4歳重賞3冠は1冠目の柏林賞、2冠目の銀河賞(BG2、9月22日)、3冠目の天馬賞(BG1、1月3日)で構成されている。