千葉県浦安市長、人口戦略会議「ブラックホール型」分類に「上っ面だけの評価」…「自治体間競争あおる」と批判
民間有識者でつくる「人口戦略会議」が4月の報告書で、出生率は低いのに人口流入は多い「ブラックホール型」に千葉県浦安市を分類したことについて、浦安市の内田悦嗣市長は25日の市議会で、「上っ面だけを評価したもの」と述べた。さらに、「消滅自治体というセンセーショナルな言葉を使い、自治体間競争をあおるような手法」と批判した。
末益隆志市議が一般質問で、「ブラックホール自治体とは失礼極まりない」として市の見解をただした。内田市長は「浦安市の細かな状況を考慮せず、データを基に上っ面だけを評価したもの。何とも思っていない」と述べた。
その上で、「優れた交通アクセス、住宅都市、アーバンリゾートなどコントラストのとれた街。都心部ながら公園や緑が多く水辺環境がある。伝統文化も残る。こうした魅力を生かし、子育て支援などを進める」と力説した。