【JJドラマ部】ドラマオタクが本気で選んだ2024冬ドラマBEST5|JJ
吉田鋼太郎オンステージのドラマがさらにパワーアップ
イマ:続いて、2位もかぶりましたね、『おっさんずラブ -リターンズ-』(金曜23時15分/テレビ朝日系)。 小林:予想通り、吉田鋼太郎劇場が回を追うごとに加速していますね(笑)。 イマ:旅館の大広間で大暴れするシーン(第5話)は、ほとんどアドリブじゃないかと。 小林:黒川部長(吉田鋼太郎)が出てくるだけで期待しちゃう私がいます。やっぱり舞台の人だからでしょうか、声はよく通るし、オーバーリアクションは画面で映えるし。 イマ:ノリに乗ってますよねー。4月には彼が主演のドラマ『おいハンサム!! 2』(東海テレビ・フジテレビ系)、6月には映画『おいハンサム!!』が全国ロードショー公開ですから。 小林:それにしても、はるたん(田中圭)が若く見えるのなんでだろう…。あんな真っ赤なマフラーが似合う40代います?(笑)。 イマ:牧くん(林遣都)、黒川部長に加えて、ついに和泉さん(井浦新)もはるたんに…。 小林:カオスですね。ホント魔性の男ですよ、はるたん。 イマ:黒川部長の影に隠れて、密かに暴走してるのが武川部長(眞島秀和)です。 小林:「おむつパートナー」がトレンドワード入りしてました(笑)。 イマ:前作以上に生き生きと動くキャラを楽しむのもありですが、根底には「家族って何だろう」「人を好きになるってどういうことだろう」というテーマがあるから、ただの悪ふざけで終わらない、しっかりと見応えがあるドラマになっていますよね。
『厨房のありす』と『闇バイト家族』が3位にランクイン
小林:3位は分かれましたね。私は『厨房のありす』(日曜22時30分/日本テレビ系)が良かったです。自閉スペクトラム症の料理人という難役を門脇麦(八重森ありす役)が見事に演じています。 イマ:ものすごいセリフ量ですよね。 小林:このドラマの番宣に出てた大森南朋(八重森心護役)が、台本を見て「これは俺にはできない」って言っていたぐらいですから。 イマ:覚えるのも大変ですけど、あのスピードで噛まずに喋るのは至難の業! 小林:セリフの量だけではなく、内容も自閉スペクトラム症の人の視点や、その境界線など勉強になることが多い。そして相手役の永瀬廉くん(酒江倖生役)のクールというか、ローギアな感じが役と合ってるし、何かを抱えてそうな人物なので、今後の展開に注目です。 イマ:私の3位は『闇バイト家族』(金曜24時12分/テレ東系)です。 小林:「闇バイト」っていうテーマが深夜のテレ東っぽいですよね(笑)。どこらへんが良かったですか? イマ:とにかく演者たちのマッチングがいい! おどおどした鈴鹿央士(田中颯斗役)、ヤンキーの山本舞香(久保美咲役)、北九州弁バリバリの光石研(小川健三役)、のんきな麻生祐未(原香苗役)、すっとぼけた綾田俊樹(栗林徹役)と、ナイスキャスティングです。そして、観ていてやりとりの間が心地いいんですよ。やっぱりコメディーは間が大事なんだなーと。 小林:これは闇バイトで集められた偽装家族がやがてホントの家族みたいになる的な? イマ:そうなっていく流れでしょうね。テレ東なんで、裏切る可能性大ですけど(笑)。 小林:家族もの、コメディー、非合法系とイマイズミさんの好きな要素がつまったドラマってことですね。