新時代のランドセルは“サブスク”や“消耗品として” 広がる多様な選択 人気色も変化
■ワークマンも参入 8800円のランドセル
価格高騰などの問題に対し、新たなランドセルの選択を生み出したのが作業用品を扱うワークマン。来年度向けに今年6月より8800円でランドセルの発売を開始します。 “なぜランドセル市場に参入したのか?”広報担当者に聞いてみると加速する“ラン活”に対し「ランドセルで入荷待ちをしている方や、お安くて丈夫なランドセルを検討している方、おさがりで買い替えが必要になった方に消耗品として選んでいただきたい」と狙いを明かし「多様化するラン活検討の1つになれればと思います」と思いを話しました。
特徴は低価格でありながら高い強度。「バリスティック(意:弾道)ナイロンという、防弾チョッキにも使用されるほど高い強度と耐久性を持つ生地で、毎日使用するようなビジネスバッグや工具袋などの素材としても使用されているので、気兼ねなく毎日の通学で使用できます」と説明。登山用リュックでも使用しているアルミ製の細いプレートも使われ、重量のある荷物でもリュックの剛性が保たれ、体への負担がかかりにくい構造となっています。 金額については「多数の人気バッグを開発していること、作業用のノウハウをランドセルにいかせたこと、工場の閑散期にオーダーすることでお安く提供ができます」と説明しました。 本商品は販売前にもかかわらず、SNSでは「今後ランドセル文化がどんどん変わっていくのかなと気になる」「毎年換えてもいい!ぐらいのビジネスモデル打ち出していて新しい」と話題になっています。