西日本短大付 継続試合を制して3年ぶり準決勝進出 エースは「普通の連投より疲れました」【高校野球福岡大会】
◆第106回全国高校野球選手権福岡大会準々決勝 西日本短大付7―3東海大福岡(20日・北九州市民球場) ■いよいよ大詰め!福岡大会準々決勝の結果は…【トーナメント表】 西日本短大付が継続試合となった一戦を制し、3年ぶりの準決勝進出を決めた。19日は雨のため5回裏の攻撃中に中断し、5点リードで継続試合が決定。試合再開後の攻撃は3人で終わり、6回表に2点を返される嫌な展開となった。「一番なってほしくない流れになった。でもあそこで2点で抑えたのは良かった。よくしのいでくれた」と西村慎太郎監督はエース村上太一(3年)の粘りを褒めた。 村上は試合再開後は6回の2失点のみ。バックの堅守にも助けられ7回以降は無失点で東海大福岡の反撃を止め、リードを守った。継続試合は初めての経験だったという村上は「継続試合は普通の連投より疲れました。肩よりも足が疲れていて足が動かなかった。気持ちは0-0のつもりで投げました」と心身ともに通常の連投よりも負担が大きかったと明かした。 準決勝は優勝候補の九州国際大付を破って波に乗る近大福岡。「秋も春も福岡大大濠に負けたので、決勝で対戦するのを目標にしてきました。そのために準決勝で負けられない。次の近大福岡戦も抑えて決勝進出を決めたい」と村上は自分の右腕でチームを3年ぶりの決勝へ導くことを誓った。
西日本新聞社