安倍首相が意欲、自衛隊の機雷掃海ってどういうもの?
ペルシャ湾の掃海
近年において最も大規模な掃海作業は湾岸戦争の際にイラク軍がクウェート沖に敷設した約1200個の機雷に対するものでしたが、米海軍は処理しきる前にイージス巡洋艦プリンストンが2個の機雷に触雷して大破、掃海部隊の旗艦であった掃海ヘリコプター母艦トリポリまでも1個の機雷に触雷して損傷するという被害を受けています。 現在、米海軍は掃海艇を11隻持っていますが、これは英海軍や日本海上自衛隊の掃海部隊と同規模かそれ以下の勢力で、大規模な海軍力の割にはあまり力を入れていません。ゆえに米国が中東有事の際に同盟国にペルシャ湾への掃海艇の派遣を要請するつもりなのは、能力的にそうせざるを得ず、最初から同盟国の協力を当てにしているという側面があります。 (JSF/軍事ブロガー)