【写真：Getty Images】

　FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表の勢いが止まらない。予選3連勝を飾り、現在の森保ジャパンのレベルの高さは誰もが認めるところだが、一方で、ファンの間で「なぜ呼ばれない？」と議論の対象となる選手も存在する。今回は、日本代表に招集したかった選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

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FW/MF：佐野航大（さの・こうだい） 生年月日：2003年9月25日 所属クラブ：NECナイメヘン（オランダ） 24/25リーグ戦成績：6試合1得点0アシスト 　オランダで着実に実力をつけている佐野航大だが、FIFAワールドカップ26・アジア最終予選を戦う日本代表にサプライズ招集されることはなかった。 　2023年8月、佐野はファジアーノ岡山からNECナイメヘンに完全移籍で加入。岡山からJ1クラブを経て海外挑戦というルートではなく、あえて早い段階から厳しい環境に身を置くという決断を下した。 　日本時間8月11日に行われたエールディヴィジ（オランダ1部リーグ）開幕戦のトゥウェンテ戦では、1点ビハインドで迎えた28分に右サイドからのクロスボールを頭で叩き込んで同点ゴールをマーク。最終的にチームは1-2で敗れたものの、本拠地『ゴッフェルト・スタディオン』に駆けつけたファンを熱狂させた。 　その後はリーグ戦での2得点目が遠い状況が続いているが、幼い頃にフットサルで鍛えた高い技術力でチームの攻撃にアクセントを加えている。 　佐野がNECで残しているインパクトは、森保ジャパン入りの基準にはまだ遠く及んでいないのかもしれない。だが、オランダで見せている相手DFを無力化してしまうようなドリブルスキルは、時に個人戦術の必要性を感じさせるアジアの戦いでも十分に通用しそうだ。 　豊富な戦力を誇る森保ジャパンの前線に割って入るには、味方を生かす力と得点力の向上がカギか。