【NJKF】シュートボクシングとの対抗戦2試合が決定、健太vs.基山幹太は伝説の記者会見を再現、奥山貴大と王者対決の亜維二に武田幸三が公開説教
2024年9月15日(日)東京・後楽園ホール『NJKF × CHALLENGER 5』の対戦カード発表記者会見が、8月某日に行われその動画が公式YouTubeチャンネルにて公開された。 【写真】武田幸三NJKFプロデューサーに公開説教を受ける亜維二 今大会でシュートボクシングとの対抗戦2試合が決定。 64㎏契約3分3Rで、元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・健太(E.S.G)とSBライト級2位・基山幹太(BELLWOOD FIGHT TEAM)が対戦する。 健太は2005年プロデビューの大ベテラン。2008年5月にNJKFウェルター級王座を獲得。その後、NJKFスーパーウェルター級王座、初代Krush -70kg王座、WBCムエタイ日本ウェルター級王座も獲得し、NJKFを代表する選手として『ONE Championship』など世界を舞台に戦ってきた。 2021年9月にホームリングNJKFでの試合で100戦目に到達、その試合を勝利で飾っている。2024年は1月に中国(判定負け)、2月にKNOCK OUTで初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・良太郎に判定3-0で完封勝利してベテラン健在ぶりを示し、3月にカンボジア(2R TKO負け)、4月にはポッシブルKに判定勝ちしてスックワンキントーン認定スーパーライト級王座を奪取、5月の『NO KICK NO LIFE』ではKJヒロシにも判定勝ち。6月はカンボジアでKO負けと37歳となった今も精力的に試合をこなしている。戦績は69勝(20KO)40敗7分。 鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAMの特攻隊長・基山は2018年12月にACCELでプロデビュー。『ONE WARRIOR SERIES』には2度出場して2度とも勝利、2021年3月には『RIZIN』で大雅と対戦したが判定で敗れた。SBには2022年3月から出場。2023年4月にヒュン・ツェイ・ヘイデン、6月に伊藤空也から勝利を収めたが、その後はSB、RISE、NJKFで3連敗を喫している。戦績は13勝(1KO)7敗。 会見で健太は「対戦相手は顔が若いなと思いました。いい夏を過ごされるんだなと思いました」と謎のコメント、基山は「顔がいかついなと思いましたね。顔が今まで戦ってきたことを物語っているなと。ヒジで切られた跡かええなと思いました。大好きです」と健太のファンだったことを打ち明ける。 健太のブログやSNSをチェックしているほど好きだと言い、「中学生の時から見とった選手なので、燃えまくっていますね。気合い入りまくりです。倒していいんですか? 倒したいですね。1Rからガンガン行きます」と憧れの選手との対戦に燃えに燃えているという。 それを聞いた健太は「久々にSNSとか更新頑張ろうと思いました」とその期待に応えたいとしたが、基山は「最近ナルシストぶりを控えているように見える」と指摘。健太は「年取ったんですよ!」と年相応の内容にしているのだと反論した。 基山が「みんなビシッと決まっている中、自分は現場らしい格好ですが…。健太選手、最近どうですか、身体の仕上がり具合は」と聞くと、健太は「基山選手よりは仕上がっている」と言い放つ。 「それじゃあ、やりましょうよ」と基山が言うと、健太はスーツを脱ぎ捨てて上半身裸に。これは2016年8月の『REBELS』で、基山の師匠である鈴木博昭が健太と対戦した時に、互いのマッスルぶりをアピールした伝説の記者会見のオマージュだ。両者は互いの肉体をアピールし、笑いをとった。 もうひとつの対抗戦はウェルター級3分3Rで、NJKFウェルター級王者・亜維二(新興ムエタイジム)とSB日本ウェルター級王者・奥山貴大(SPORTS/GSB)が対戦する王者対決。 亜維二は2022年1月にプロデビュー。180cmの長身を誇る。2024年6月、NJKFウェルター級王者・青亜維二は木洋輔とのタイトルマッチが決まっていたが、青木が欠場となったため規定により新王者に認定された。 奥山は長らくSB日本ウェルター級トップ戦線で活躍し、2022年6月のSB日本ウェルター級王座決定戦で村田義光と対決。奥山は柔道仕込みの大腰で2度のシュートポイントを奪うなどで差を付けて念願の王座を獲得した。その後はチェ・ヒョンソク、青谷秋未に勝利し、2024年6月にはイモト・ボルケーノを破り初防衛にも成功。現在5連勝。戦績は17勝(8KO)6敗。 会見で亜維二は「自分初めてフェイスオフしたので嬉しいです。相手の印象は、試合をしてみないと分からないです」、奥山は「身長が高い。以上です」とそれぞれコメント。 「自分は王者になったばかりなので、まずは面白い試合をして勝つことを前提においてやっています」と亜維二が言えば、奥山も「NJKFさんの大会を盛り上げられたらなと思っています」と、互いに好試合にしたいとの意気込みを話した。 しかし、ここで会見に同席した武田幸三NJKFプロデューサーは「自分がNJKFの看板を全部背負っているの分かってる? タイトル持っているわけじゃん。あんたに期待して現王者を呼んだわけよ。これで負けたらSBさんの方が強いってなるわけよ。それ分かってる? 分かってんのか? 団体の権威を懸けての試合だから。あなたの人生だけじゃなくうちらの人生もかかっている。それくらいの試合だから。奥山選手をお借りしてやらせていただく試合だから。ふわっとした感情ではふわっとした結果しか出ないから。それくらいの覚悟で私はやっているので、その辺は乗り込んでいただいているので普通に帰したらいけない話だから」と、亜維二に公開説教で気合いを入れた。 亜維二も「はい、分かりました」と奥山を全力で迎え撃つことを誓った。
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