事故直後に認識も報告せず 万博会場の爆発で新たな損傷判明 屋根へこみ10カ所、配管に変色
大阪・関西万博の建設現場で起きた爆発事故で、万博協会は22日、新たな損傷が判明したと発表しました。 施工業者の報告漏れがあったということです。 3月28日、万博会場で建設中のトイレで溶接作業をしていたところ、火花が可燃性のガスに引火して爆発しました。 けが人はいませんでしたが、当初は床が損傷したとされていました。 万博協会は22日、床の損傷以外に屋根が10ヵ所へこみ、水を流すための配管2ヵ所が変色していたと発表しました。 施工業者はいずれの損傷についても事故直後から認識していましたが、53日経った20日に報告があったということです。 爆発事故を巡っては、施工業者から消防への通報が発生から約4時間半かかったことも判明していて、万博協会は口頭で指導したということです。
ABCテレビ
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