「子どもの居場所」新設、学習ルームや遊び場 白河のNPO法人わくわく
学校や家庭ではない子どもの第三の居場所となる「わくわく子どもランド」が、白河市南町に開所した。子どもたちが地域とつながりながら安心して過ごせる拠点として、学習ルームや遊び場などを備えている。 フリースクールや子ども食堂を運営している同市のNPO法人わくわくが運営している。子どもたちが社会から見守られながら成長できる居場所にしたいと、日本財団の助成を受けて建設した。ひとり親や共働き家庭の子どもたちが保護者が自宅に帰ってくるまでの間、受け入れ先の一つとしても機能している。 施設は木造2階建てで明るく開放的な空間が広がっている。学習ルームや遊び場のほか、玄関付近には地域住民も利用できる駄菓子コーナーも併設されている。希望者には火、木曜日限定で夕飯を提供する。手作りカレーや温かいスープなどを用意する予定だ。 対象は小中学生。料金は300円。利用時間は平日の午後2時~同5時半(夕飯希望者は同7時半)。学校の長期休暇期間も開く予定。同NPOの渡辺啓二理事長は「地域の皆さまと子どもたちの成長を支えたい」と話している。問い合わせは同施設(電話0248・21・6104)へ。