過去最大90億円の赤字 岩手県立病院・今年度見込み
次期経営計画案、下方修正
県医療局は、県立病院の次期経営計画(2025~30年度)の最終案をまとめた。人件費や材料費の上昇などを背景に2024年度の県立病院全体の経常損益は過去最大の90億円の赤字となる見通しで、患者数の減少などもあり、当初見込んでいた計画最終年度の「純利益10億円」は「収支均衡」に下方修正する。 計画の基本方向(機能分化・連携強化)と方策についてはおおむね県民の理解が得られており維持する一方、収支について24年の入院患者の状況を踏まえ、将来推計を修正し、収益確保と費用の適正化を進める。