最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング8位。ファンも疲れた? 過密日程と成績低迷で大幅ダウン
明治安田J1リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J1リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第19節終了時点)
8位:横浜F・マリノス 本拠地:日産スタジアム 収容可能人数:7万1624人 今季平均入場者数:2万3333人 現在J1で12位の横浜F・マリノスは、観客動員数の伸び悩みも課題となっている。2023シーズンはクラブ史上最多更新となる1試合平均入場者2万7716人だったが、今季ここまでは2万3333人だ。 昨季のJ1で2位となったマリノスは、シーズン序盤で出遅れた。ホーム開幕戦の第2節・アビスパ福岡戦が1万9487人、続く第3節のガンバ大阪戦が1万5528人で、いずれも2万人を超えられなかった。ゴールデンウィーク開催の第11節・ジュビロ磐田戦で3万8945人、第18節・FC町田ゼルビア戦で3万4396人と多くの観客を集めたが、昨季のペースを下回っている。 Jリーグ屈指の名門クラブということもあってか、タイトルレースになるとファンの期待は高まる。昨季は優勝争いの影響で、シーズン終盤9試合のうち6試合が3万人超えを達成し、平均入場者数を一気に引き上げた。しかし、現在12位のチームに優勝争いを期待するのは難しく、終盤戦で劇的に観客動員数が増加することは考えにくい。 ただ、マリノスは今季前半戦が過密スケジュールだったことも影響しているだろう。実際、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦のアル・アイン戦で、5万3704人の大観衆が日産スタジアムを訪れた。チーム同様、ファンの中にも過密日程を戦う上で、スタジアムへ行くカードを“厳選”した人がいても不思議ではない。
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