【NBA】トレードデッドラインで注目のNBAチームは? 八村塁所属のレイカーズら
NBAのトレードデッドライン(トレード期限)は、半年にわたるレギュラーシーズンにおいて最も重要な日のひとつだ。毎年、多くの選手が移籍するが、大半の取引における背景は同じである。 トレードデッドラインでレイカーズのとる選択肢は?スター選手獲得はあるか? もちろん、まずは買い手がいるからだ。目標を争っているチームは、ローテーションの強化を目指し、ロスターを大きくアップグレードさせようと、最後の機会を狙っている。そして、それに対して売り手もいる。自分たちのスケジュールに合わない才能ある選手たちに別れを告げ、未来に集中するチームたちだ。 買い手と売り手以外にも小さなグループが存在する。彼らはトレードデッドラインを生かし、競うための方向に進むか、再建を示唆して違う方向へと進む。彼らはしばしば、トレードデッドラインのワイルドカードとなる。 2月8日(日本時間9日)の今回のトレードデッドラインも例外ではない。そしてだからこそ、魅力的なトレードデッドラインとなる可能性がある。今回のトレードデッドラインで最も興味深いチームたちをまとめた。
ロサンゼルス・レイカーズ(買い手)
レイカーズにとっては、まったく新たな領域ではない。過去数年のトレードデッドラインで、レイカーズは常に買い手に分類できたのではないか。今季のレイカーズはシーズンを通じて勝率5割前後をさまよっており、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのオールスターコンビを中心とするロスターの強化を図っている。 レイカーズはアトランタ・ホークスのデジャンテ・マレーや、トロント・ラプターズのブルース・ブラウンへの関心が大きく取りざたされてきた。シカゴ・ブルズのデマー・デローザンも常に注目されてきた選手だ。ブルズの彼へのコンタクトが報じられた今はなおさらだろう。 放出に関しては、ディアンジェロ・ラッセル、ゲイブ・ビンセント、八村塁の誰かがいずれかの取引に含まれると見られている。また、2029年のドラフト1巡目指名権も手放すかもしれない。
ニューヨーク・ニックス(買い手)
ニックス周辺は21世紀になって最高というくらいに盛り上がっている。そして彼らには、大きく動く唯一無二の機会がある。 センターのミッチェル・ロビンソンは足首を負傷し、今季終了となる可能性がある。オールスターに選出されたジュリアス・ランドルも肩を痛めた。だが、ニックスはそれでもイースタン・カンファレンスの上位に食らいついている。オールスターに選ばれたジェイレン・ブランソンや、最近のトレードで獲得したOG・アヌノビーの活躍によるところが大きい。 最初のトレードが成功だったのだから、ニックスがさらに動くことはないと誰が言えるだろうか。