柴犬「伊織号」、全国入賞だワン 長井の堀越さん飼育、容姿など競う日本犬保存会展覧会
長井市平山の自営業堀越誠司さん(52)が飼育する柴犬「誠和(せいわ)ノ伊織(いおり)号」(雌、3歳)が、容姿などを競う日本犬保存会全国展覧会で上位10頭に選ばれ、入賞した。堀越さんは「全国トップレベルの日本犬を育てられてうれしい」と喜びを口にした。 全国展覧会は、日本犬の保護育成や普及などに取り組む日本犬保存会(東京)が主催する。体格や毛並み、歩き姿などを審査する。地方の展覧会で基準をクリアした日本犬が出場でき、今年は約540頭がエントリーした。 堀越さんは2009年に柴犬を飼い始め、全国展覧会には10年近く参加している。21年に生まれた伊織号から物おじしない風格を感じ、初の上位を目指して毎日朝と夕に3キロを一緒に走り、毛並みを整えるブラッシングを行った。 今年の展覧会は11月17日に茨城県で開かれた。本番でも、伊織号は練習通り堂々と立ち振る舞い、内閣総理大臣賞、外務大臣賞、文部科学大臣賞に次ぐ準最高賞を受けた。堀越さんは「厳しい審査を勝ち抜けて良かった。犬たちに愛情を注ぎ、来年も上位を目指したい」と語る。
日本犬保存会山形支部長を務めている堀越さん。支部員は年々減ってきているといい「来年は長井市で東北地方の展覧会を開催する。県内に日本犬の魅力を広めたい」と意気込んでいる。