イチロー氏とサバシア氏が殿堂入り有力とMLB公式 元オリックスのジョーンズ氏も候補入り
米国野球殿堂は18日(日本時間19日)、25年の殿堂入り候補者28人を発表し、マリナーズなどでメジャー通算3089安打を記録したイチロー氏(51)が新たに加わった。19年に引退したイチロー氏は日本人初の選出が確実視されており、史上2人目となる満票で選出されるかが注目される。 MLB公式サイトは、新たに候補入りした14人の中でもイチロー氏と、ヤンキースなどで通算251勝を挙げたCC・サバシア氏(44)の資格取得1年目での殿堂入りが有力と予想。「イチローはメジャー3000本安打クラブの一員だが、NPBでのキャリアを含めると通算安打数は4000本を超える。01年の新人王とア・リーグMVPに輝いたイチローは、200本安打を10度達成し、オールスターに10回選出され、ゴールドグラブ賞を10度受賞した。史上2人目の満票での殿堂入りなるか」と、19年に殿堂入りした元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏に続く満票選出の可能性に言及した。 殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象。米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で75%以上の得票が必要となり、結果は来年1月21日に発表される。イチロー氏とサバシア氏の他には、オリックスでもプレーしたアダム・ジョーンズ元外野手(39)、元エンゼルスのイアン・キンズラー元内野手(42)、元レッドソックスのダスティン・ペドロイア元内野手(41)、元マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス元投手(38)らが新たに候補入りした。