一度の日食で「金環」と「皆既」が発生 11月3日にハイブリッド日食
次に見られるのはいつ?
金環皆既日食は、部分日食・金環日食・皆既日食以外の“第4の日食”のような現象ではなく、同じ地点で金環日食と皆既日食の2つが楽しめるというわけでもありません。しかし地球規模で見ると、1回の日食に金環日食と皆既日食の双方が出現し、地球・月・太陽の関係を実感できるまれな機会です。次回の金環皆既日食は、2023年4月20日のインド洋から中部太平洋にかけてです。 (フリーライター・舘谷徹)
【用語】金環日食と皆既日食 太陽と月と地球がほぼ一直線に並び、月が太陽を隠す現象を日食という。その際、月が地球に近い場合は太陽が月に完全に隠れる皆既日食となり、逆に月が地球から遠い場合は太陽が完全に隠れずリング状に見える金環日食となる。