【仲 里依紗さんインタビュー】本作のドラマ部分が意外に大人にも響くんです
さて、そうと知らなければ仲さんの声だったとは気付かない、さすがの表現力に唸ります。さぞや読み聞かせもうまいに違いありません。 「息子が小さな頃は、寝る前にいつも全力で読んでましたよ。今は成長して、絵本を読みながら一緒に寝ることがないのがちょっと悲しい。でも今は私の仕事に興味が出てきたので、全力で“台本”を読んであげようと思ってます(笑)。一緒に買い物に行ったりすると、しみじみ大きくなったなと成長を感じます」 仕事に家事育児、YouTube配信にブランドのディレクションにと、多忙を極める仲さんですが、家事分担や夫婦関係に不満はないそう。 「私、“ワンオペ育児”って言葉自体、最近まで知らなかったんですよ。言われてみたら、そういう時期もありましたが、気にも留めていなくて。自分が好きなことを、子どもと一緒に自由にやっていた感覚だったというか。逆に今は夫が一人で、子どもの宿題を一生懸命見てくれています。私はそっち方面は苦手なので、うまいこと得意分野が分かれてくれたな、と。それに私は最初から、相手にあまり求めない。元は他人だから価値観も違って当たり前ですし、互いに好きなことをするほうが、子どもも含めてみんな楽だなって思うんです」 ●PROFILE 1989年10月18日生まれ、長崎県出身。俳優、ファッションモデルとして活躍。近年の代表作にドラマ『離婚しようよ』『大奥』(ともに’23年)、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『白鍵と黒鍵の間に』(ともに’23年)など。現在、『不適切にもほどがある!』が放送中。YouTube公式チャンネル『仲里依紗です。』も大好評配信中。 Instagram:riisa1018naka X:riisa1018naka
『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』
見た目はおしりだが紳士的な名探偵の活躍を描く、人気の児童書シリーズ「おしりたんてい」の劇場版長編第2弾。10年前に姿を消したかつての相棒スイセン(仲里依紗)からメッセージを受け取ったおしりたんていは、各地の美術館で勃発する贋作すり替え事件の捜査をすることに。だが10年前とは人が変わったようなスイセンは、果たして敵か味方か――。全国公開中。 Staff Credit 撮影/木村 敦 ヘア&メイク/近藤志保(reve) スタイリスト/黒瀬結以 取材・文/折田千鶴子 こちらは2024年LEE4月号(3/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。