八戸市の「史跡 根城跡本丸」の大イチョウ 中学生が土壌改良に挑戦
青森朝日放送
八戸市の中学生たちが、「史跡 根城跡本丸」に立つイチョウの木を元気にしようと、土壌の改良作業に挑戦しました。 参加したのは、八戸市博物館の職員や地元 根城中学校の3年生などおよそ25人。木の周囲の地面を深さ40センチくらいまで掘り起こした後、土に肥料などを混ぜて元の位置に戻しました。 「史跡 根城跡本丸」の大イチョウは高さが20メートルで幹回りが9メートルほど。根城の築城当時からあったとされていて、推定樹齢は650年です。 東側の枝の葉がどれも小さく、まばらについているなど木の勢いが弱っていることが確認されています。 【生徒】 「また元気になって、ちゃんと地域の皆のために、大きく立派に育ってほしいと思います」 【八戸市博物館 高橋怜土学芸員】 「文献とか絵図とかにもあったように、やはり昔からこの地にずっといるので、これからもずっとこの根城の歴史を伝え続けていく存在として、やっぱり必要な木ですので、これからもそういうふうにあってほしい」 この取り組みは、2023年から3年計画で行われています。