「意外と笑うんだ」って言われてたけど――池田エライザ、髪を切ったら「ゴチ」もラクに
「今、配信の文化になって映画もたくさん見られますし、話題についていきたい気持ちもあるから早送りするのかもしれないですね。私も小説の最終章をちょっと見る、とかやってた時期もあるし。でも、倍速視聴の風潮に合わせてしまうと作品がブレそうですし、見る人たちを信じて丁寧に作っていくしかないと思います」 「私はワンカットも見逃したくないので、画面から離れるときも絶対に一時停止します。画面の臨場感を中心に見ているかもしれない。カメラワークやアングルにギミックを感じると、すごく感動しますね。あのカットをこうつなげたか……とか。だからお母さんがたたみ終わった洗濯物を置くために、画面を止めないまま離れたりすると不思議だなと思うんですけど(笑)」
「ゴチ」に歌手活動――マルチな活動は一つに絞るべき?
今年1月から『ぐるナイ』(日本テレビ系)の人気コーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」の新メンバーとなった。
「事務所は出演の判断を私に委ねてくれたのですが、やりたいです!と伝えました。髪を切ったからかな。髪が長いときは『意外と明るいんだ、意外と笑うんだ』と言われることが多くてギャップがあったんですけど、髪を切ってからすごく笑いやすくなったし、しゃべりやすくなりました。明るい自分を隠してるつもりもなかったんですけど、なんかバラエティーもそのまま、もうちょっとリラックスしてできそうだなって思ったし」
「中学生から働いているのでエピソードトークがないんですよ。家を出て現場に移動して帰って、という生活だったから。それを面白おかしくしゃべらないといけないのに、真面目にしゃべっちゃうんですよね。私が面白くあらんと、と思っているんですけど毎回撃沈して。終わったあとに『全然面白いこと言えなかった……』と反省しています」 昨年から歌手活動も本格化した。7月に薬師丸ひろ子のWoman“Wの悲劇”より』をカバーした際、歌い方に迷いを抱えた池田に作詞家の松本隆が声をかけた。