石川遼、15年ぶり賞金王へホストプロV目指す 「来週までチャンスを引き延ばしたい」
◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン プロアマ戦(20日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72) 今季2勝の石川遼(カシオ)が最終調整した。今大会は所属契約を結ぶカシオ計算機株式会社が主催。「長くサポートしていただいているので、この大会の結果は、わかりやすい形での恩返しできる機会。カシオさんの大会で自分が頑張ることは、自分としてもチャンスをもらっている気持ち」とホストプロVへの思いを語った。 賞金ランクは約3200万円差の5位につける。残り2試合の優勝賞金はともに4000万円と、15年ぶりの賞金王の可能性も残されている。「来週(最終戦)までもつれたら最高。今週で決着がつく可能性もあるが、自分としては来週までチャンスを引き延ばしたい」。大会は13度出場し、2位が3回。トップ10入りも6度と相性は悪くない。毎年、伸ばし合いの展開となる試合なだけに「バーディがたくさん取れるというよりは、いかにボギーを減らしていけるか」を鍵とした。 12月には米下部ツアーの2次予選会(3~6日、カリフォルニア州)を受験予定。世界的メーカーのカシオと契約を結んでいることに対して「世界で頑張るというモチベーションにもなっている。先代の会長も世界に衝撃を与えたり、世界の中でもその業界に革命をもたらすという理念を持たれていて、お話も何度も聞いてきた。ブランドに引っ張られながらやっているという思いもある」と話した。再び世界最高峰の舞台を目指す石川。今年は一段と強い思いで優勝を目指す。
報知新聞社