侍・森下 史上初!全勝V宣言「しっかり結果を残したい」4番弾の勢い 本番でも打線引っ張る
侍ジャパンの阪神・森下翔太外野手(24)が11日、13日・オーストラリア戦で初戦を迎える「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に向け、史上初の「全勝V」を誓った。前夜のチェコとの強化試合(バンテリン)では侍初4番で初回に先制2ランをマークし、2連勝に貢献した。勢いそのまま本戦でも打線を引っ張り、完全Vでの連覇を導く。 【写真】10日のチェコ戦で先制2ランを放つ森下 本戦でも打線けん引で完全Vへの意気込みが半端ない 初戦を目前に控えた森下の目には闘志が宿っていた。ただ頂点を目指すだけではない。見据えるのは、完全Vでの連覇だ。 「予選もですけど、(最後まで)全勝でいくつもりなので。そのためには井端監督の言った通り、初戦がすごく大事な試合になると思うので、まずはオーストラリア戦に向けて準備したい」 過去2回の大会では日本も含め全勝したチームはない。日本は2015年、第1回大会の準決勝・韓国戦で大谷(現ドジャース)が先発し、6回無失点と好投も、逆転負けを喫し3位に。19年の第2回大会は初優勝したが、2次リーグで米国に敗れていた。優勝までは9試合。史上初の全勝で真の王者となりたい。 前夜のチェコとの強化試合で森下は侍初の4番に座り、初回の第1打席で先制2ランを記録。チームの強化試合2連勝を導いた。流れを呼ぶ一打がより重要になる本戦。「先制は取られるよりも取ったほうがピッチャーも絶対に投げやすいと思う。国際試合は初対戦の投手ばっかりなんで。特に勢いが乗るって部分で大事」と先手にこだわる考えだ。 引き続き4番起用の可能性もある。「チャンスが回ってくるのであれば、しっかり結果を残したい」と打線の中心としてチームを引っ張っていく覚悟を示した。この日は休養に充て、初戦へ向け英気を養った。本戦でも抜群の勝負強さで大暴れする。