沖縄・辺戸岬近くに米軍ヘリが不時着 国道58号隣接の牧草地 普天間所属UH1「飛行中に警告灯」
防衛省や県、県警などによると、14日午後5時ごろ、国頭村宜名真の牧草地に、米海兵隊のUH1多用途ヘリ1機が不時着した。不時着現場は国道に隣接した場所で、周辺では米兵数人の姿が確認された。普天間飛行場所属機で6人が搭乗していた。機体の損傷やけが人は確認されていない。 【地図】米軍ヘリが不時着した場所
飛行中に警告灯が点灯したため不時着したという。米軍は県の問い合わせに「きょう(14日中に)飛ぶ見込みはない」と回答した。不時着現場から飛び立つまで、時間を要する可能性がある。 不時着の影響で、国道58号は14日午後11時現在、国頭村宜名真付近で現場から半径約300メートルの範囲で通行を規制している。県によると、県警は「どういったものを積んでいるかなど、安全が確認できるまで規制する」としている。防衛省によると規制は日米が定めた基地外の米軍機事故に関するガイドライン(指針)に沿っている。 国頭村は防衛局などから通報を受け、状況確認のために職員を現場に派遣した。事案の発生を受け内閣官房沖縄危機管理官をチーム長とする「米軍事故対応現地対策チーム」が設置された。県庁でも基地対策課などの職員が集まり関係機関への情報収集に当たった。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd