ryuchellさん…突然の死に悲しみの声 “自分らしさ”発信の一方「覚悟したのにしんどくて怖くてたまらない」
■「上京して『慰霊の日』知らない人が多いのにすごくショックを」
沖縄出身のryuchellさんは、幼少期から戦争を身近に感じてきたということです。2019年、沖縄慰霊の日の2日前に「news zero」に出演し、次のようにコメントしていました。 ryuchellさん(2019年) 「『慰霊の日』と言いまして、『沖縄戦が終わった』と言われている日なんですね。慰霊の日になると、沖縄では学校とかもお休みになって、正午になるとサイレンが流れて“黙祷”のようなものみんなするんです。黙祷をする時は、『うーとーとーをする』と言うんですけど、沖縄で『うーとーとー』とは『お祈りをする』という意味があって、やはり『沖縄戦はすごいひどかった』というのは僕もおばあから直接聞いたことがあって、やっぱりそういうつらい経験がもう一度起きないように平和を祈って、『うーとーとー』を上京しても毎年、行ってますね」 「やっぱり正直、沖縄では慰霊の日は誰でも知っている、改めて平和を祈る日なんですけど。上京してみて、慰霊の日を知らない人が多いというのにすごくショックを受けて、同じ日本人として、日本の平和を祈ることは僕にとって当たり前のことというか、しなきゃいけないことだと思うので、そういう慰霊の日を今日はみなさんに知っていただけたらよかったなと思うのと、また今年も南の島に向かって、慰霊の日の正午にしっかりと、『うーとーとー』平和を祈りたいなと改めて思いました」 沖縄本土復帰50年を迎えた去年も、少年時代に過ごした普天間での思い出を語っていました。 ryuchellさん(2022年) 「音とか怖さは小学校の時に見て、今でも焼きついている。普通にこういう所を歩いていたら、フェンスの向こうから米兵さんに声かけられて、おしゃべりしたりとか」
■夫婦関係を解消 「自分らしさ…出すのも正解だし、おさえるのも正解」
ryuchellさんは去年8月、pecoさんと夫婦関係を解消しました。SNSでは「“本当の自分”と“本当の自分を隠す”ryuchellとの間に少しずつ溝ができてしまいました。多様な生き方を呼びかけてきた僕なのに、“夫”であることにはつらさを感じてしまうようになりました」と説明。pecoさんと人生のパートナーとして生きることを報告していました。 今年4月、新しい家族の形になってから初めて2人一緒に登場したイベントでは、次のように話していました。 ryuchellさん(今年4月) 「普通に生きていく上で自分らしさというものを出すべきなのかおさえるべきなのか。出すのも正解だし、おさえるのも正解だと思うんですね。私は大切な居場所を守るために自分を隠すっていう、本当の自分のものはある程度出さないでおこうと考えたりとかもしていて、それを選ぶのも本当の自分だったと思うんですね。皆さまの中でも『こういうふうに生きていきたい、でも隠そう』それは弱いとかではなく、その選択をしたのも大正解だし、みんなに対して『自分らしく生きなよ』って強要するのもまた違うし、いろんな正解があって、いろんな考え方があるっていうこと。自分らしさについて、そして人らしさを認めてあげる力とか、共感力を得るためにそういうものって考えづらいのかなと思いますね」