「金銭状況に同情してしまった」 生活保護費を過大支給 千葉県、男性職員を減給
千葉県職員が生活保護費を過大支給していた問題で、千葉県は25日までに、健康福祉部の20代男性職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。 県人事課によると、長生健康福祉センターに勤務していた職員は昨年度、いずれも単身世帯の60代男性に17万7125円、90代女性に16万8千円を住宅扶助費などとして本来の支給額に上乗せした。今春の人事異動後、新しい担当者が不適切な事務処理に気付き発覚した。 職員は聞き取りに「世帯の金銭状況に同情してしまった。迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。県は2人に返還を求める準備を進めている。