調理中の子供達に声をかける笠原将弘氏（撮影・小渕　日向子）

　人気日本料理店「賛否両論」の亭主で料理家の笠原将弘氏が2日、都内でカンロ（東京・新宿区）の「カンロ飴」とコラボした「カンロ飴食堂×賛否両論　親子料理教室イベント」に出席。子供たちの和食嫌いをなくすべく、和食の魅力を伝える料理を伝授した。 【写真】美しい！笠原将弘氏が作った「鶏そぼろ三食丼」 　「和食を出すと子どもがご飯を残しがち」という、子供の和食嫌いをなくすべく、日本料理のプロである笠原氏が、家庭で簡単に作れる和食の作り方を伝授する料理教室を開催。 　応募1000件以上の中から抽選で選ばれた小学生とその保護者、8組16が参加。笠原氏にレクチャーを受ける特別な時間のため、全国各地から集まった。 　コラボの話を聞いた時は「飴でお料理ってできるのかな」と半信半疑だったという笠原氏。しょう油や砂糖などの原料からできているカンロ飴と日本料理の共通点を見つけ、新たな挑戦に挑んだ。カンロ飴は万能で、今では「2万レシピぐらい」構想しているという。笠原氏の料理の幅を広げる一役も担ったようだ。 　笠原氏は「鶏そぼろ三食丼」調理をポイントを伝えつつ実演。会場にはカンロ飴から引き出された甘塩っぱい香りが漂い、食欲をそそった。 　調理する子供達のテーブルを周り、「飴なめないようにね」とユーモアで会場を盛り上げる場面も。「焦げそうになったら少し火を弱めてみて」「良い感じ煮汁の色が澄んできたでしょ?」など、優しく声をかけて子供達をサポートし、料理の楽しさも分かち合った。 　「カンロ飴」を隠し味とし、味付けの手間を省きつつ、見た目も味も大満足の本格的な一品がついに完成。「おいしい～」「良い匂い！」とおいしそうに試食する子供たちの姿に、「カンロ飴のおかげ！美味しいでしょ！」「これを覚えておけば将来安心だよね」と笠原氏も大満足。 　「家に帰るまでまでが料理教室だから、寄り道して帰らないように！」と笑顔で締めくくった。