帰省シーズンに合わせ、一足早く「二十歳のつどい」 新成人113人、気持ち新たに 兵庫・佐用
成人の日(13日)よりも一足早く、兵庫県佐用町佐用のさよう文化情報センターで4日、「二十歳のつどい」が開かれた。振り袖やはかま、スーツ姿の113人が旧友や恩師との再会を喜び、新成人としての気持ちを新たにしていた。 【写真】「成人式」が消え「はたちの…」に 兵庫県内 同町では毎年、就職や進学で地元を離れた若者が参加しやすいように、年末年始の帰省シーズンに合わせて式典を開いている。同町では本年度、158人が20歳を迎えるという。 式典で庵逧典章町長は「今後の人生で悪いこともあるが、逃げずに立ち向かってほしい」と激励。参加者を代表し、姫路医療センター付属看護学校2年の岡雅姫さん(20)=同町=と、会社員の井口聖心さん(20)=愛知県高浜市=が「行動や言葉の一つ一つに自覚を持ち、感謝の気持ちを忘れずに夢と希望に向かって進む」と誓いの言葉を述べた。 司会を務めた早稲田大学2年の池田真実香さん(20)=東京都=は「久しぶりに会った友達は、面影はあるけど大人の風格もあった。将来は地方の魅力を引き出せる記者やリポーターになりたい」と話した。(村上晃宏)