【バドミントン全英オープン】志田千陽/松山奈未は準優勝。「全英はどうしても取りたかったので、すごく悔しい」(松山)
3月17日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。女子ダブルス決勝で韓国の李紹希/ペク・ハナに1-2で敗れた志田千陽/松山奈未のコメントを紹介する。 ――準優勝に終わったが、今回の大会で学べたこと 松山 決勝まで来れたことが自分たちにとってはステップアップだったと思います。今日も負けましたが、いい場面もありましたし、そこは自分たちの強みとして、これからもどんどん磨いていきたいです。 ――見えた課題 志田 フランスオープンと全英オープンの2大会で決勝にいくことはできましたが、最後の勝負の場面で取りきれなかった。なぜやられてしまったのかを考え直さなきゃいけないですが、自分たちのいいプレーをもう1回確認して、次の試合に向かっていきたいと思います。 ――決勝は、相性がよくない相手だった 志田 最初の頃は勝てる感じがまったくなくて、去年の今頃はすごく苦しんでいました。でも、先週も勝つことができたり、今週も全然勝てる試合だったと思うので、そういう部分は自分たちのレベルアップしたところ。最後のちょっとしたところで自分たちのミスが多かったり、決め切られてしまった部分があったので、そこは脆かったかなと思います。 ――どんなプランで挑んだか 志田 攻撃で決まるうちは、どんどん打っていこうという気持ちでした。あとは、自分たちのスピードは結構効いているので、前に走ってチャンスをつくろうとしました。相手のディフェンスはすごく堅く、打ちすぎると自分たち(の体力)がただ削れてしまう。あまり打ちすぎず、しっかり大きい展開に持っていこうと思って入りました。 松山 自分が前衛に入った時のローストップは前から効いていました。そこからどうするか、自分が前衛でどう捕まえるかが今日は鍵だと思っていました。2ゲーム目は自分が思うようにいけたのですが、ファイナルゲームは相手も同じようにはやってこなかったので、そこをどうしようかと悩んでる間に、点数を取られてしまった印象です。 ――最後にあれだけ悔しがる松山選手を初めて見た 松山 この全英はどうしても取りたかったので、すごく悔しかったです。 ――2大会連続で決勝に進めた手応え 志田 2週間いいパフォーマンスを続けて出せたことは、自信にしたいと思います。ただ、最後の最後、決勝の舞台で勝ちを持ってこられなかったのは、2大会とも本当に(優勝の)可能性があったので反省したい。この悔しさを忘れずに、次に生かしたいです。 松山 2週連続決勝で負けてしまって、すごく悔しい。でも、大会はまだ続きますし、オリンピックまで何大会もあるので、その中で反省点を克服しながら、どんどんレベルアップしていけたらいいなと思います。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO